ハチミツコード改

はにこの多肉植物とか、好きなものとか、日記。

【ネタバレ】SAWAO vs YOUNGSTAR@心斎橋CLUB QUATTORO

二日連続さわおさーん!と言うわけでクアトロまで行って来ました。
移転前?の心斎橋クアトロに来るのはこれが最後かな。
前から2列目で見れたよー快適でした。


最初にさわおさん登場。昨日と同じく「シラフです!」はいはい嘘ですね(笑)。出演順等伝えた後「カミナリグモの啓示くんは、俺と朝まで飲んでたからいい声出ないと思う(ニヤリ)」って言うて、はけて行きました。




シュリスペイロフ
現在も北海道に在住のバンドさん。見た目的にもしかして私より若いんじゃないの・・・?公式HPのプロフィールによると「1999年札幌にて結成。以降5年間「ライブハウスが怖い」という理由でスタジオでの曲作りのみの活動を続ける」だったそうで、なんとなく「ああ・・・っぽいなぁ・・・」て感じの方々でした。でもスタジオに篭ってたからか、演奏はすごく上手!技巧的なバンドやなあと思いました。全員がびしっとあわせるところをキッチリ合わせられるのってすごいなーと思います。ギターの方の動きがすごく、すごく気になる・・・!2曲目がかっこよかったなあ。どなたかセトリ教えてください。


■LOVE LOVE LOVE
ちょっと前に802でヘビロテになってたバンドさん。テンション高めでステージに出てきはった瞬間は(うわ、ちょっと苦手かも)って思いました。しかしベースボーカルってわかったとたんに(これは・・・)てなって、曲はじまったらなんか楽しくなって、4曲目でそんな気持ち全部どっかいってしまったような。謎の踊りを踊らされた(笑)のも、最初は恥ずかしかったけど、気づいたらめっちゃ張り切って踊ってしまいました。初対面に照れと戸惑いはつきもの。曲でそういう気持ちを払拭させてくれたバンド、好きにならへんわけがないでしょ?


ベースボーカルさんがMCで「ピロウズの歌に救われた」って言うてはって、あーこの人も「同じ」人なんやなーと思いました。そういう気持ちが4曲目にギュッと濃縮されていて、はじめましてのライブやのにちょっと泣きそうになってしまった。みんなと一緒にこの先の未来を見たいよって歌でした。またライブ見たいな。こちらもセトリがわかるかた教えてください。


カミナリグモ
最 高 で し た !いやちょっとほんと、すごくよかったんだ・・・。
啓示くん、この日の朝まで飲んでた割りにいつもどおりのすごくていい声だったよ。
さすがさわおじさんとは年齢が(以下略)。


1曲目、始まったのは「こわくない」!きゃー!いきなり!最初のごまちゃんの弾くフレーズが、あまりにもチェンバロにぴったりなフレーズ(ロマン派?バロック?なんかその辺の音楽っぽい)(クラシックあんまり勉強してないのバレるね)で、物語の幕が開くみたいで、クラシカルで、とても、とてもとても好きです。なんて可愛らしくて厳かでクラシカルでポップなフレーズなんだろう。初めて聴いたときからあの音とメロディーにメロメロなんですよ・・・。


MAYBE LOVE SONGのサビで腕あげたくてうずうずしてて、もーなんか我慢できなくなってフッと上げたら、隣にいた奏ちゃんも上げてたので安心して踊れました。いい音楽にはちゃんとリアクションしないとね!淳くんめっちゃ足上げててニヤニヤしてしまいました(笑)前日酔っ払ってぐでぐでになってた人とは別人みたいでした(笑)。


ごまちゃんのキーボード弾いてる姿が本当にかっこよくて、口ぱかーって開けて笑いながら演奏するもんだから、こっちも釣られて笑ってしまいます。これはもしかして・・・というか、ああやっぱりなあって思ったんですが、ずーっとクラシックをされていたそうです。だからテクニックに走って小難しい事をやろうと思えばやれるんだそうで。でも今はそういうのよりも、シンプルでわかりやすい、耳に残るフレーズを大事にしたいって前日に言うてはりました。


「こわくない」の前奏しかり、「サワー」の前奏しかり、確かにめちゃくちゃわかりやすくて、聴いたらすぐに真似して弾けるメロディーなんだけど、じゃあこれを0から生み出せって言われるとどうかなあと。それってやっぱり、音楽的なセンスとかアイデアが豊富じゃなきゃ作れないフレーズだと思うのです。ハモンドの音に「くぅーっ!」てなります。ごまちゃんの演奏姿を見ていて楽しいなあ素敵なフレーズやなあって思える自分でよかった、鍵盤弾きのはしくれでよかったなあって思います。


啓示くんの持ってるギターは、さわおさんから譲り受けたギターです。
ロックスターの血は受け継がれるのだ。

王様のミサイルは前日初めて生で聞いたんですが、さわおさんと一緒に歌ってはったので、この日が初めての生演奏でした。やっぱりこの曲は啓示くんが歌うほうが好きだな。

"僕らにはまだ流すべき涙があるんだよ、あるんだよ"って言う啓示くんの声がこの時だけいつもより力強く聞こえて、正直泣いた。さわおさんも言うてたけど、カミナリグモもシュリスもLOVE3も、こういう"バンドの核"になる曲を"今"作って行ってる最中で、その過程工程を見ていられるのはとても幸せなことじゃないかなあと思うんですよね。

カミナリグモセットリスト
(めっちゃ順番ばらばら)(でも曲はあってると思う)(わかんない)
01.こわくない
02.サワー
03.MAYBE LOVE SONG
04.SCRAP SHORT SUMMER
05.王様のミサイル
06.20号


山中さわお
入場SEのタイトルがどーーーーーしても思い出せないんだ・・・なんかナイキのCMとかお酒のCMでなってそうな曲なんです(マシュケナダではないです)(似てるんやけどね!)で、妹に聞くと「Make Her Mine」って返事が来ました。どうもこれらしいです。Hipster Imageて人?グループ?の曲。なんかテキーラ飲みたくなる音楽だね。


すでに酔っ払ってフラフラのロックスター・・・というか、さわおじさん(笑)テイラーエレアコ抱えて譜面台の前に立ちます。1つ深呼吸して歌いだしたのはMusic Creature!ソロアルバムの1曲目。すこしギターの音が大きい・・・と言うか、マイクの音もう少し大きくして欲しいなあって思ったら、歌い終わった後、PAさんに向かって唇に指を当ててピッピッて上を指差してました。さわおさん自身もそう思ったみたいです。


AKBすごいね〜て言うかキングレコード今すごいよね。ピロウズがいたころのキングなんて、ピーズ!ピロウズイースタンユース!!たしかにセンスはあるけど正直ビミョー!!て言うてました。その事を思えば、カミナリグモはいいねーみたいなこと言うてはったのかな。


そしてAKBの話をしだしたので、思わず友達とほぼ同時にボソッと「誰推し?」って呟いたのをさわおさんが拾ってくれて・・・というか、「そんなもんこじはるに決まってんだろこのやろう!」って言われました。こじはるさんを画像検索したら、なんとなく納得しました。


ビートルズのカバーのあとに、今回出演したLOVE LOVE LOVE、カミナリグモシュリスペイロフそれぞれの曲を1曲ずつカバー。カミナリグモの「キミの気球」は啓示くんが高校生のころに作った曲だそうで、会場から「ええーっ!」というどよめき。私もびっくりしました。さわおさんもびっくりしてました。「なんっか、オシャレだしさぁもう・・・!」って。さわおさんの聞きなれた声で聞く聴き慣れたキミの気球は、なかなか聞きなれませんでした(笑)でもこの曲好きなんだろうなって気持ちはとても伝わってきました。


7曲目・・・は、「an foolish song」って言ってたような・・・。
なんせ"くだらない歌"って言うてました。I Know Youみたいな感じの手拍子でノリノリの曲。
「B型で拘りが強すぎて着るシャツがなかなか決まらないから今日も全裸で寒がってる男の歌」だそうで。歌いだす前に「テンション上がって人と違う手拍子する奴いるだろ?そういうの、見たいね〜」って言うてはじめてくれました。超楽しい曲!途中でちょっとセリフっぽいシーンもありつつ。こりゃー次のソロアルバムも楽しみや〜!


あ、さわおさんに向かってお客さんが「かわいー」とか「かっこいー」って言ったときに、手を口に当てて昭和の少女マンガみたいな「ガーン!」って表情・リアクションしてから「俺がかっこいいのは知ってる・・・!」って・・・イライラッ☆(だがそれがいい)(ガラスの仮面の1シーンみたいでした・笑)


そしてラスト2曲は淳くんともっくんと啓示君を迎えてのバンド編成。いやーちょっと、ここからがさわおさんの本領発揮タイムでしたね。もちろんひとりさわおもすごくよかったんだけど、「バンドのフロントマン」になった瞬間、「酔っ払ってご機嫌よろしいさわおじさん」が「俺たちのロックスター」に変身した・・・!いや、もちろん、勿論ね、ソロでも歌う瞬間はスイッチ入って圧倒されたんだけど、いやーやっぱりさわおさんはバンドマンなんだなぁ・・・片足ステップめちゃくちゃかっこいいんだ・・・あれマネしたくてもできないんだよ、うまく。


しかもやってくれたのがDAWN SPEECHぎゃあああああん(号泣)!!
啓示君の「You are not alone」も声綺麗でした(いつかyokoさんのコーラスを・・・笑)。


「My life became fun / How about your life?」
僕の人生は楽しくなった / キミはどうかな?


さわおさん、私もめちゃくちゃ楽しいよ。って、ちゃんと伝えられてよかったなーって思いながら、なーなーなーなーななーなーしました。楽しかった。本当に楽しかった。なぜかディスチャージはそんなに無茶苦茶聞き込んだわけではないのだけど、ここにきてヘビロテ中です。生で聞いて、改めてその良さに気づけたのかな。silver moonlightもとてもかっこよくてライブ栄えしました。やっぱりソロツアー全力でやってほしかった・・・!!(今更だけど)


そしてアンコール。
また一人さわおに戻って、新曲を披露してくれました。
年末?年明け?にでるアルバムに入るであろう、「持ち主のいないギター」。


これが会報で言っていた曲なのかな、と思いました。震災のあとに自然と湧き出た言葉たち。HORN AGAIN TOURで「君たちが死にたくなるぐらい暗い歌を」って言った、それなんだろうか。これ書いてる今だに突然フッとその歌思い出して涙目になっちゃうような、本当に暗い曲でした。「死」って単語がここまでストレートに使われていてここまで正しく突きつけられて、ここまでおなかの底に沈殿する歌、ほかにあるのかなあって。聴いてて痛々しい、そんな曲でした。完成してアルバムに収録された常態で聞くのが楽しみでもあり、感情を引っ張られるのが怖いような、そんな感じです。


初めてのSAWAO SING ALONEはとても感動したし、ゆるゆるやったし、めっちゃ爆笑しました。ほとんとにいいツアーになると思います。さわおさんも言うてたけど「若手がガチすぎる」し、逆にさわおさんはゆるいし。でもね。


「弁当に下剤いれてやる」
「靴に画鋲入れてやる」
「あることないこと言って不安にさせてやる」
「全員解散すればいいのに」
「他のバンドは嫌いになってもいいから、俺の事は嫌いにならないでください♪」
(AKBの人がそういう感じの事言ってたののまね?らしいですね)


なんて言わなきゃいけないようないいバンドが出てくるのって、やっぱり嬉しいよ。
さわおさんもきっと嬉しいんだと思うんですよ。じゃなきゃこんなツアーやらないもんね。
どうでもいいバンドならツアーに誘ったりしないよね。


ほんと2日続けて楽しいよるをすごせました。
全てのバンドに感謝感謝!


山中さわおセットリスト
(某まとめブログさんから頂きました、いつもお世話になってます)
01.Music Creature
02.Texan Daily Life
03.In My Life (cover/The Beatles)
04.レイニーデイ (cover/LOVE LOVE LOVE)
05.キミの気球 (cover/カミナリグモ)
06.レコード (cover/シュリスペイロフ)
07.さわおソロ新曲(an foolish song?)
08.DAWN SPEECH (with 啓示・淳・もっくん)
09.silver moonlight (with 啓示・淳・もっくん)

(encore)
10.持ち主のいないギター (ピロウズ新曲)