ハチミツコード改

はにこの多肉植物とか、好きなものとか、日記。

SYNCHRONIZED TOUR @Zepp Osaka

ほいほい、Zepp Osakaに行ってきましたよっと。
個人的に一番見たかった組み合わせなのでほんと嬉しかったです。
案の定雨だったけどね(シンちゃーん・・・)。
所で番号早い人達の入り方ってあんなんなんやね。
順番に並んでゆっくり歩いて、会場はいった瞬間場所取り戦争開始(笑)。



照明が落ちて5人の囚人たちが登場!ストーさんが煽る煽る。「俺たちはいつでも大阪に来れるよ。だけど、ピロウズ20周年の夜は今夜だけだよ!」とか。お客さんのストーコールに答えて「そうだよ!僕がストーさ!スドーじゃないよ!"SUTO"の方によろしくお願いします!」と、相変わらずの本気なんだか冗談なんだかわからんようなMC。ストーワールド全開です。


「ストーって珍しいねってよく言われるけど、でも山中さわおの方が珍しいよね。日曜日のサザエさんが始まる直前の時間なんかに、アンニュイ時間帯に、突然そういう気持ちがやってくるんだ・・・"さわおの方が!"みたいな感じでね!」とか。確かに"さわお"って名前、初めて見たとき変な名前やなー芸名かなーとさえ思ったわ(笑)。


「調子はどうだい!?君たちの調子がいいのはわかってるよ。君たちから見て俺たちの調子、どう?」いいです、すごくいいです!最高です!君たちの調子の調子の調子はどうだい?もちろん最高です!ハリキリ坊やでフフッフー!しました。んでドーナツの入り、ストーさんがコード間違えて+4拍置いて入りなおし。そういうのすら違和感を感じないのが髭っていうバンドの強みなんじゃないかな。セッションバンドのイメージがすごく強いです。ストーさんがチラッとフィリポの方を見ただけで入りなおしは全員ばっちり。かっこいいなーと思いました。「ブラッディーマリーには気をつけなよ!」と、立て続けに私が聴きたかった曲ばかりやられて大変でした。休む時間がない(笑)。


お客さんの「フィリポー!」の声に「ウェーイ!」て答えたフィリポ。私フィリポのドラム叩くときの姿勢がすごく好きです。背筋がピンと伸びてて、すごい真剣な顔。対するもう一人のドラムのコテちゃんはもはや顔芸ではないかってレベルで、叩くパターンにあわせて表情がくるくる変わるのが面白い。時々二人で顔あわせてキメの部分叩いたり、そうかと思えばニコニコ笑いながら別の叩き方したり。メンバー全員がすごく楽しそうっていう部分では、ピロウズより髭ちゃんの方が大きいかもしれない。UKさんは最初から暴れてました。初めてワンマン見たときは不動のギタリストだったけど、ステージから掃けるときに後ろ向きに歩いていたあの衝撃は今でも忘れないわ・・・。


「すごく楽しいね!こんなに楽しいのは、あそこにいる人たちのおかげだよ!」ってストーさんが二階席を指差した瞬間、あっさり釣られて後ろ振り返ってしまった(笑)。そしたら「あそこにピロウズはいないよ?僕は指を立てただけさ!これが宗教の、はじまり。」くっそ!全力で釣られたー!髭教入団するしか(笑)。新曲はストーさんハンドマイク、コテちゃんはトラメガで「アーユーハッピー?アーユーロンリー?」って感じの曲。歌い終わってからストーさん「アーユー、ハッピー?」いぇーい!「アーユー・ロンリー?」いぇーい!「奇遇だね、僕もそうなんだー」って。


「じゃあここからは、みんなで盛り上がって行こうね。」な下衆爆弾でちびりかけました。やるとは思ってなかったー!そのまま「今のは僕たちのインディー時代の曲。次のもだよ。」でダーティー!「新しい世界に行って見たくない?・・・たとえそれが、ダーティーな世界だったとしても。」はい、もちろん!私が髭に出会ったのがダーティーな世界だったので何度聞いても嬉しくなります。ダンスダンスフーリガンて、なんてステキな歌なんだろう!んで立て続けにギルティーは罪な奴!ダメだ、私はギルティーが一番好きなんだよ!しかもまさかのバスターくん登場で笑い死ぬかと思った(笑)。トラメガ持ったコテちゃんの隣で一生懸命飛んだり跳ねたりするバスターくん!コテちゃんに煽られ、ストーさんにも煽られ、それでも必死でぴょんぴょん飛び続けるバスターくん、おもしろすぎた・・・。あの、本当にお疲れ様でした・・・(笑)。ストーさんは何度もバスターくんに抱きついたりしててそれもおもしろかったです。あとストーさんの「バースト!バースト!」を「バスター!」だと思ってる人が周りに複数いてなるほどなあと思った。バスターて言うてたん?いつものバーストじゃなかったかな。


ロックンロールと5人の囚人でおしまい。髭ちゃんは特に誰が好きとかそういうのではなく、もう「髭」っていう集団そのものが好きだなあと思いました。ドラム二人もいらんやろってたまに言われたりするけど、いや、必要だよ。ドラム二人いなきゃ髭じゃないよ。「もう一人じゃ寂しくて叩けない」って本人たちが言ってんだからさ(笑)。技術的なことなんでどうでもいい、とりあえず髭の5人がお客さんそっちのけで好き勝手楽しんでるのを見ているのがとても楽しかったです。ステージはけるときにコテちゃんがトラメガで体くねらせながら「ピロウズ20周年、おめでとうございます!」て叫んでて嬉しかった。


ハリキリ坊やの時かな、目の前で煽りに来たので他のお客さんと同じように手をぐーっとしてみたら、まさかの事態。ストーさんに手をグッと掴まれてしまいました。びっくりした(笑)汗でにゅるっとしてた。でもギュッと掴んでくれた。嬉しかったし、いい思い出になったよ。大阪の対バン相手が髭ちゃんでよかった!



んでピロウズ
これだけは先に言っておきたい。
"名古屋よりよかった。"ごく個人的な感覚だけどね。
MCとか中心に。


1曲目のノンフィクション。ブレイクの時の内容が一部で伝説になりつつある「さわおさんよろしくおねバシャー!」事件のこと。さわおさんめっちゃその話するけどストーささんそれを全く覚えてないらしく「それ、嘘なんじゃないんですか?」て聞かれたらしい。『いいえ、これは、ノン!フィク!ション!です!』吹いた(笑)。ストーさんは都合の悪いことは忘れるタイプ、さわおさんはすごい根に持つタイプ。性格で過ぎて笑ったわ。


新宿ロフトにピーズ見に行った時に髭ちゃんをみたさわおさん、音楽的にはすごく惹かれたけど、人間的にはすごく引いたそうで。そのあと楽屋に行ったらその中でも一番ヤバそうなストーさんと目があって(やっべ、目ぇあっちゃった!)て思ったと。しかしストーさんがペコリと頭を下げて挨拶してくれたらしく、それから仲良くなったそうです。


バビロンの後チューニングして、お客さんの呼びかけに適当に(適当に!)返事した後かな?なんか話したあとだったかな?なぜかさわおさん、Peeちゃんに向かってふかぶかとお辞儀。「どうもすいませんでした」と言わんばかりにぺこり。そして右手でPeeちゃんにジェスチャー→インスタントミュージックという流れが面白かった。あれなんのお辞儀だったんだろう。


レディバードガールの前奏のシンセの部分、名古屋ではさわおさんがギターで弾いてたけど、今回はその部分一切カットしてあった。2曲目にやったドードーのシュイーン☆もカット。シンセ全部なくしてたり、セトリを全体的に見てもやっぱり今回のツアーはかなり相手を意識してる気がします。ファニバニの大合唱には苦笑いしつつも、ちょっとだけ歌ってみた。さわおさんが歌ってこそな気がするんだよなー・・・。まあ本人公認だからなあ。あと同じ日にハイエイタスがハッチでやってたらしく、小声で「みんな、ハイエイタス行かずにこっちてくれてありがとう・・・チケットとれなくてこっちかもしれないけど・・・」て、もうさー、そんなバンドじゃないんだよ。ピロウズはそういう立ち位置じゃなくなったんだって・・・いやわざと言ってるってわかってるけどさ(笑)。


髭ちゃんは、わけのわからないかっこよさの方のオルタナだとか、「こんなキチ○イバンドが売れるなんて、日本の音楽ファンも捨てたモンじゃねえな!」とか。愛情たっぷりのボロカス具合。これが山中さわお流、人の褒め方なんだろうか(笑)。あとハゲについて先日メンバーで話し合ったそうですが、「ハゲる人は40代ですでにハゲてる!」という結論に達したらしく、しかしさわおさんは将来ヅラかぶるようになったらサインの横に書く自分の似顔絵の横にヅラも書く!とか言うてました。「シンちゃんのヅラは全然OK、俺もやりようによってはOK。だけど君は、ダメ!絶対ダメ!」とPeeちゃんを指さして。「真鍋くんがそうなったら、あの、それだけは俺にも絶対言わないでくれ!俺の方がショック受けるから!」他にもっとあると思うけど、まあ確かにヅラとか聞きたくないですね・・・Peeちゃんだけじゃないよ・・・みんなだよ・・・。それ聞いてPeeちゃん頷きながら爆笑。この流れでスケアクロウってのは笑っていいところなんだろうか(そんなことはない)。


ライブで見るサードアイは見所いっぱい!Peeちゃんギターソロで、お客さんの前まで出て膝を床についたままガシガシやったり、そのとなりではさわおさんが淳くんにむかってとびかかりそうな勢いでジャンプして近づき、向かい合ってガシガシギター。それに答える淳くんのベースは、ピックが弦を弾くキンキンした音まで聞こえてくるほどの力強さでした。後方のシンちゃんは終始ニコニコしながら3人を見守ってる感じ(表現が気持ち悪いけどほんとそんな感じだった)。いつもの"Pee淳向かい合ってお辞儀"はなかったけど、すごくかっこよかった。近くで見るとこっちが思ってる以上に必死で演奏しているのがわかってグッときました。あと本編最後がまさかのノーサブで、シンちゃんのドラム始まった瞬間あまりのびっくり加減に吹き倒していまった。ブフッてなった。なんだよもう!テンションあがりすぎちゃったじゃない!


シンちゃんはフィリポのことを「メーテル」と呼んでるらしい・・・!そ、そういえばシンちゃんと哲郎てちょっと似てる・・・かも(笑)。おなじ茨城県出身の人たちがこんなにお客さんを呼べるのは嬉しいと言ってました。そんなアンコールの1曲目はライドン。てけてんたんたーの3人の動きも、遠くで見てたときは気づかなかったけど、すごい勢いでやってるのね。てけてんたんたー「ヘーイ!」てさわおさん吼えてた。というかこの日はすごく吼えてた。サードアイでも吼えてたし。


いやーしかしアンコ2曲目のブルドラは吹くどころか「ヴォイ!」てオッサンみたいな声だしてしまいました。なんでそんな曲やっちゃうの!ばか!大好きだよ!「ブルースドライブモンスター、憂鬱な世界を吹き飛ばしてくれないか、ずっと待ってる」うん、待ってた!最近の憂鬱が吹っ飛びました。ありがとう、マジでありがとうピロウズ。私多分まだ頑張れます、ほんとに。


武道館即日完売がびっくりすぎて、ピロウズ全員まだ実感が全然ないらしい。「20年かけた君たちからのドッキリじゃないかと思ってる!」そそそそんなわけないだろー!どっちかっていうと武道館ライブ事態がドッキリじゃないかと思ってる奴がここに一人います(笑)。ドッキリなんかじゃないよ、ピロウズが歩いてきた足跡はどこかに残ってるんだろ?わかってるんだろ?さわおさんの歌ってる歌そのものが足跡なんだよ!と、私はそう思ってる。自覚症状の出てる痛いファンだから。


最近すごく気になってたテンポの遅さとか名古屋で感じた違和感とか、そういうのがなくなった一日でした。一つ残念だったのは、音のバランスが悪くて要所要所の音がバラついてたこと。スケアクロウの出だしの部分の音の厚みには一瞬ゾクっとしたけれど、色々とね。さわおさんのマイクの音が少し不安定だったのとか。前のほうにいてたから余計気になったのかもしれないけど。あと今回のセットリストがものすごいオルタナチョイスだったのでほんと満足です。何度も言うけど相手が髭ちゃんでよかったよ、本当に。お互いがお互いの底力引き出したみたいになってた。私はやっぱりピロウズのオルタナサウンドが大好きだ。髭ちゃんも、私が聞きたかった曲全部やってくれたのでもうほんと・・・あの、ありがとうございました・・・。


髭ちゃんの楽しいライブ、ピロウズの心臓に突き刺さるライブ。
どっちも本当に楽しかったよ。
行かれてた方みなさんお疲れ様でした。
次は武道館かー・・・あー・・・実感わかないなー・・・(笑)。
以下セトリ



髭(HiGE)
1.D.I.Y.H.i.G.E
2.溺れる猿が藁をもつかむ
3.ハリキリ坊やのブリティッシュ・ジョーク
4.ドーナツに死す
5.ブラッディ・マリー 気を付けろ!
6.ボニー&クライド
7.新曲
8.ミスター・タンブリンマン
9.王様はロバのいうとおり
10.下衆爆弾
11.ダーティーな世界
12.ギルティーは罪な奴
13.ロックンロールと5人の囚人


the pillows
1.ノンフィクション
2.Wake up! dodo
3.ターミナル・ヘヴンズ・ロック
4.I Know You
5.バビロン 天使の詩
6.インスタントミュージック
7.Ladybird Girl
8.Funny Bunny
9.1989
10.サリバンになりたい
11.スケアクロウ
12.サードアイ
13.No substance


En
1.Ride On Shooting Star
2.Blues Drive Monster